- いつも失敗ばかりしているので仕事に行くのがつらい
- 学校で友人と顔を会わせるのがイヤ
- 自分に自信が持てなくてしんどい
このような悩みを抱えていると、心だけでなく体にも変化があらわれます。
しかし、家族や顔も見たくない友人や職場の人には、気軽に相談できないですよね?その結果、ガマンしすぎて立ち直れなくなるケースもめずらしくありません。
そこで今回は、なかなか口に出せずつらい気持ちを心にため込んでしまっている方に向けて、当院でよく使用するツボを紹介させていただきます。
自分で押せるツボをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
ほんのすこしでも、心の重りををとりのぞけたら幸いです。
不安・ストレスの原因に合わせてツボを紹介
まずは、当院で相談が多いケースを確認しておきましょう。
スマホからの情報など目に見えにくいストレス
心理的、社会的要因によるストレス(転職、部署異動など)
生活習慣による体調の変化
続いて、体にあらわれる症状も確認しておきましょう。
- 頭痛
- 不眠
- 肩こり
- 腰痛
- 腹痛
- 呼吸困難
など……
※原因や症状についてのくわしい内容は、以下のページをご確認ください。
不安やストレスを感じた時に自分で押せるツボ6つ
原因 | ツボの名前 |
スマホからの情報など目に見えにくいストレス | 公孫(こうそん) 太渓(たいけい) |
心理的、社会的要因によるストレス(労働環境など) | 太衝(たいしょう) 内関(ないかん) |
生活習慣による体調の変化(東洋医学的な原因) | 関元(かんげん) 中脘(ちゅうかん) |
スマホからの情報など目に見えにくいストレス
公孫(こうそん)
ツボの場所
足の親指の根元(土ふまずの部分)
効果
刺激により、気持ちを落ち着かせる効果が期待できます。
東洋医学では、考えごとなどで頭を使い過ぎると脾臓の機能がおちるといわれています。公孫には、脾臓の働きをよくする役割があるため、SNSやネットのニュースを眺めて他人と自分を比較して落ち込みやすい方は、このツボを押してみましょう。
あぐらの体勢になり、気持ちいいと感じる強さで10秒ほど押し続けましょう。指で押したときに痛ければ、手のひらで押さえても大丈夫です。
太渓(たいけい)
ツボの場所
内くるぶしとアキレス腱の間
効果
刺激により、腎臓の働きをよくする効果が期待できます。
東洋医学では、不安や恐怖感にかられると腎臓の働きが弱くなるといわれています。太渓を刺激して、自分で腎臓の調子を整えましょう。
ネットのニュースなどで悲しい事件や情報を見た時に「自分にもふりかかるのでは……」といった気持ちになったときには、このツボを押してみましょう。
公孫とおなじく、あぐらの体勢で押してみましょう。また気持ちを落ち着かせるために、リラックスできる音楽を聞きながら押せばより効果的です。
心理的、社会的要因ストレス(転職、部署異動など)
太衝(たいしょう)
ツボの場所
足の親指と人差し指の根元
効果
にあるツボで、人間関係のストレスでイライラしているときによく使用するツボです。
東洋医学ではイライラしたり怒ったりすると、肝臓の働きが落ちてしまい頭痛、目まい、不眠といった症状(※)がでやすくなります。
※頭に余分なエネルギーがある状態
太衝は肝臓の働きを整える役割があるといわれています。イライラしているときには太衝を刺激して、頭にたまった余分なエネルギーをを全身にめぐらせましょう。
皮膚が薄くすぐ骨にあたる場所にあるため、爪が当たらないように指の腹で押します。3秒を目安に押しては離し…を繰り返すことでエネルギーが全身に行きわたりやすくなります。
内関(ないかん)
ツボの場所
手のひら側、手首の5㎝ほど上
効果
刺激により、ストレスを和らげ呼吸を整える効果が期待できます。
ストレスで呼吸が浅くなりやすい方や、不安や心配事がかさなり寝つきが悪くなる方におすすめのツボです。
不安な気持ちが強いときには、深呼吸をしながら10秒ほどおさえてみましょう。深呼吸とあわせてツボを刺激すると、リラックス効果が高まります。
生活習慣による体調の変化
関元(かんげん)
ツボの場所
下腹部の真ん中、おへそより指3~4本ほど下
効果
刺激により、消耗したエネルギーをお腹に集めます。
気分や体調が良い時には、関元の場所にエネルギーがたまり軽く押しても跳ね返ってきます。
しかし、食生活や運動不足といった生活習慣の乱れにより、エネルギーがどんどん減っていくと下腹部はやわらかくなります。体からエネルギ―が失われた結果、ストレスに対抗できない体になってしまうことも。このようなときは、関元を刺激してエネルギーをお腹に集める必要があります。
写真にあるツボの位置を中心とした周辺も含めて刺激をくわえましょう。『指で押す』というよりも、手のひらで軽く押さえて手のぬくもりを伝えるようなイメージです。深呼吸をしながら30秒を目安にくりかえしましょう。
中脘(ちゅうかん)
ツボの場所
お腹の中心、へそとみぞおちの真ん中
効果
刺激により、胃の働きをよくする効果が期待できます。
東洋医学では、胃は栄養を全身に送る働きがあると考えられています。そのため、胃が弱ると栄養が全身に行きわたらなくなります。栄養が前進に行き渡らなくなれば、体が弱りストレスに対抗できくなってしまいます。
関元とおなじく写真にあるツボの位置を中心とした周辺も含めて刺激をくわえます。手のひらでお腹をさするように、時計まわり、反時計回りにそれぞれ10回を目安に行いましょう。
※ストレスの原因についてのくわしい内容は不安な気持ちやストレスに押しつぶされそうな方へをご確認ください。
解決しない方は癒しマッサージ鍼灸院へご相談ください
体の状態や原因から、一人ひとりに合わせた施術内容を提案させていただきます。
その日の調子により、
- マッサージを中心にしてほしい
- 今日は鍼を受けたい
- 体が冷えているのでお灸をお願いしたい
といった希望があれば、対応いたしますので遠慮なくお伝えください。