【種類別】頭痛の改善が期待できる9つのツボを紹介

  • 首・肩まわりがこって頭が痛い
  • 雨降りの日はズキズキと頭が痛くて薬が手放せない
  • お酒を飲んだ日の跡は目の奥が痛む

このようなお悩みはありませんか?

このページでは頭痛にお悩みの方にむけて、癒しマッサージ鍼灸院で実際によく使用しているツボを頭痛の種類別でそれぞれ紹介させていただきます。

目次

頭痛に効果が期待できる9つのツボとは?まずは原因から確認

ツボの紹介の前に、それぞれの頭痛の原因および東洋医学的原因を確認しておきましょう。
種類を大きく分けると以下のようになります。

スクロールできます
種類 原因 東洋医学的原因
緊張性頭痛
後頭神経痛
首・肩まわりのこりや血流低下 気(エネルギー)や
血(栄養)が足りていない
片頭痛
群発性頭痛
血管が膨れて神経を刺激
(血流がよくなると悪化しやすい)
気(エネルギー)が頭に
溜まりすぎている
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緊張性頭痛・後頭神経痛の場合は、血流をよくするために首・肩まわりのツボを使用します。また、首・肩まわりの刺激により足りてない気(エネルギー)や血(栄養)を集める効果が期待できます。

いっぽうで片頭痛や群発性頭痛では、血流をよくすると症状が悪化するおそれがあるため首・肩まわりよりも腕、脚のツボを使用して頭に溜まった気を全身に流していきます。

※原因についてのくわしい内容は、以下のページをご確認ください。

緊張性頭痛、後頭神経痛で使用する5つのツボ

  1. 天柱(てんちゅう)
  2. 風池(ふうち)
  3. 肩井(けんせい)
  4. 天髎(てんりょう)
  5. 肩外愈(けんがいゆ)

いずれも首・肩まわりのツボとなります。首・肩こりが原因となる緊張性頭痛、後頭神経痛では、これらのツボを押して筋肉をほぐしましょう。

1.天柱(てんちゅう)

ツボの場所

髪の生え際、後頭部の真ん中よりすこし外側。

効果

刺激により、緊張性頭痛や後頭神経痛の原因となる首の筋肉のコリをやわらげ血流を改善します。

2.風池(ふうち)

ツボの場所

天柱より少し外側、髪の生え際

効果

天柱とおなじく、刺激により緊張性頭痛や後頭神経痛の原因となる、首の筋肉のコリをやわらげ血流を改善します。

3.肩井(けんせい)

ツボの場所

首の骨と肩の先の部分の真ん中

効果

刺激により、首と肩をつなぐ筋肉のコリをやわらげ血流を改善します。

頭痛とあわせて首・肩こりの症状が出る方は、肩井の部分がかたくなっているケースが目立ちます。右をほぐす場合、左手の中指、人差し指を肩井に当て気持ちがいいと感じる力でほぐしましょう。

4.天髎(てんりょう)

ツボの場所

肩甲骨の少し上

効果

刺激により、首や肩を動かす大きな筋肉(僧帽筋)の血流を改善します。

5.肩外兪(けんがいゆ)

ツボの場所

肩甲骨の内側よりすこし上

効果

刺激により、首と肩甲骨をつなぐ筋肉(肩甲挙筋)の血流を改善する効果が期待できます。

寝違えの時に痛めたり、長時間のデスクワークによりコリを感じやすい場所のため、日ごろから自分の手でほぐしておきましょう。

片頭痛、群発性頭痛で使用する4つのツボ

東洋医学的に、片頭痛や群発性頭痛は余分なエネルギーが頭にたまりすぎている状態です。そのため、頭や首を刺激すると悪化する恐れがあるため、腕や脚に刺激をくわえてエネルギーを全身に流す施術をおこないます。

  1. 内関(ないかん)
  2. 合谷(ごうこく)
  3. 足三里(あしさんり)
  4. 太衝(たいしょう)

1.内関(ないかん)

ツボの場所

手のひら側、手首の5㎝ほど上

効果

刺激により、頭痛による興奮をおさえる効果が期待できます。頭痛とあわせてイライラを感じているときには、自分で押してみましょう。

2.合谷(ごうこく)

ツボの場所

手の親指と人差し指の根元

効果

刺激により、頭にたまった余分なエネルギーを全身にめぐらす効果が期待できます。あとで紹介する太衝とあわせて、頭痛の時によく使われるツボです。

親指で簡単に押せる場所なので、休憩中や隙間時間などに押してみましょう。

3.足三里(あしさんり)

ツボの場所

膝のお皿の真ん中より10㎝下、膝の外側

効果

頭や体の重だるさを改善する効果が期待できます。また、胃の調子を整える効果もあるため、吐き気を感じる頭痛をお持ちの方にオススメのツボです。

4.太衝(たいしょう)

ツボの場所

足の親指と人差し指の根元

効果

刺激により、頭痛の原因となる頭に溜まった余分なエネルギーを全身に流します。皮膚が薄く、すぐ骨にあたる場所にあるため、爪を当てずに指の腹で押すようにしてください。

まずは自分でできる頭痛対策を

今回は頭痛のときに自分で押せるツボを紹介させていただきました。

  • 緊張性頭痛、後頭神経痛:首・肩まわりのツボ
  • 片頭痛、群発性頭痛:腕や脚のツボ

といったように、頭痛の種類に応じて使い分けが必要です。方法をまちがえると、悪化するおそれもあるため注意しましょう。

さらにくわしい原因や治療経過をチェックしたい

くわしい原因や治療経過については、以下のページよりご確認ください。

解決しない方は癒しマッサージ鍼灸院へご相談ください

体の状態や原因から、一人ひとりに合わせた施術内容を提案させていただきます。

その日の調子により、

  • マッサージを中心にしてほしい
  • 今日は鍼を受けたい
  • 体が冷えているのでお灸をお願いしたい

といった希望があれば、対応いたしますので遠慮なくお伝えください。

施術者紹介

【施術者】
上茶谷 貴之
(うえちゃや たかゆき)


保有資格】
あんま・マッサージ指圧師
鍼灸師
柔道整復師

アクセス


【受付時間】
平日・土曜:10時~19時30分
日曜・祝日:10時~17時30分


不定休・予約優先制

【住所
京都市南区羅城門町
53-3 vip羅城門1F
【電話番号
075-606-1575

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