- いつも○ファリンを持ち歩かないと不安
- 雨の降る直前は頭が割れそうになる
- 頭が痛すぎて吐き気がひどくなり仕事中トイレに駆け込んだ
このようなお悩みはありませんか?
これだけ症状がひどくても、病院で検査してみると「異常なし」と伝えられた方も多いでしょう。
「異常がないのはよかったけど、頭痛とはこれからも付き合っていかなければならない……」
と考えると、すこし複雑な気分になりますよね?
頭痛の悩みを解決するためには、原因を知り体に合ったケアが必要です。ときには、まちがった対処をして、悪化させてしまうケースもあるため注意しましょう。
このページでは、頭痛に悩む方に向けて
- 4種類の頭痛の原因&対処法
- 東洋医学的な頭痛の原因
を紹介させていただきます。
※症状によってはくも膜下出血など危険な病気の可能性も否定できません。あまりに症状がつらい場合は、ただちに医療機関への受診をおすすめいたします。
【4種類の頭痛】原因は?どのタイプかチェック
4種類の頭痛についての原因、痛む場所、対策法をまとめると以下の表のようになります。
種類 | 原因 | 痛む場所 | 対処法 |
緊張性頭痛 | 首・肩まわりのこりや血流低下 | 頭全体 | 体を温めて血行をよくする |
片頭痛 | 血管が膨れて神経を刺激 | 頭の横(左右のどちらか) | 痛みを感じる部分を冷やす |
群発性頭痛 | 血管が膨れて神経を刺激 | 目の奥(左右のどちらか) | 規則正しい生活、アルコールを控える |
後頭神経痛 | 首・肩まわりのこりや血流低下 | 後頭部 | 体を温めて血行をよくする |
それぞれを、くわしくみていきましょう。
緊張性頭痛:首・肩まわりの筋肉がかたくなっている

緊張性頭痛が発生する原因は、つぎのような流れです。
- おなじ姿勢をとりつづける
- 首・肩まわりの筋肉がかたまる
- 血液の流れがわるくなる
- 疲労や痛みの原因となる物質がたまる
- 頭痛が発生
首・肩こりとおなじような原因で、緊張性頭痛が発生します。とくにパソコンやスマホから離れられない人は、おなじ姿勢になりやすいので注意しましょう。
緊張性頭痛の対処法
首、肩まわりの筋肉をほぐすために、体をしっかり温めて血流をよくしましょう。また、こりを感じている方は、つぎに紹介するツボとあわせて腕や手首のマッサージもおすすめです。
片頭痛:血管が膨れて神経を刺激する

片頭痛は頭部の血管がひろがり、三叉神経(頭部や顔にひろがる神経)を刺激して痛みが出ると考えられています。
血管がひろがる原因としては、つぎのものがあげられます。
- 気温や気圧の変化
- ストレス
- アルコール
- 女性ホルモンの影響
- 光や音などの外的要因
雨降り前にズキズキとするどい痛みを感じるのは、気圧の変化により血管が拡がり神経を刺激するためです。
また、ホルモンの影響から、片頭痛は女性に多くみられます。
片頭痛の対処法:マッサージは悪化するケースも
冷えたタオルなどを、痛みのある場所にをあてましょう。
緊張性頭痛とは逆に、体を温めないように注意しましょう。体を温めると、血管が拡がり神経を刺激するおそれがあります。また、マッサージも血流がよくなるので注意が必要です。
群発性頭痛:目の奥にズキッと鋭い痛み

群発性頭痛については、原因としてハッキリとしたものが現在のところわかっていませんが、一般的には男性に多いといわれています。
仮説としては、不規則な生活や、アルコールにより目の奥にある血管が膨れてしまい、痛みの原因となる神経(三叉神経)を刺激すると考えられています。
このように、片頭痛とおなじような原因で発生しますが、痛む場所が目の奥になります。
【群発性頭痛と片頭痛のちがい】
原因 | 痛む場所 | 性別 | |
片頭痛 | 血管が膨れて神経を刺激 | 頭の横 | 女性に多い |
群発性頭痛 | 血管が膨れて神経を刺激 | 目の奥 | 男性に多い |
群発性頭痛の対処法:規則正しい生活がポイント
まずは規則正しい生活、過度のアルコール摂取を控えましょう。
また、症状がひどい場合は、医療機関を受診して注射や飲み薬などで対処することをおすすめします。
後頭神経痛:肩こりに注意

後頭神経痛が発生する原因としては、つぎのような流れとなります。
- おなじ姿勢をとりつづける
- 首・肩まわりの筋肉がかたまる
- 後頭部の皮膚にひろがる神経に刺激がくわわり痛みが発生
後頭部にひろがる、
- 大後頭神経(だいこうとうしんけい)
- 小後頭神経(しょうこうとうしんけい)
- 大耳介神経(だいじかいしんけい)
の3つの神経が、かたまった筋肉により刺激をうけ痛みが発生する神経痛です。
『皮膚の神経痛』といった理由から、ブラシで髪をといたり、枕に頭を乗せただけでチクチクと痛むケースも。
ズキズキ痛む片頭痛や群発性頭痛にくらべて「ピリッ」とした痛みが特徴です。
後頭神経痛の対処法
緊張性頭痛とおなじく首、肩まわりの筋肉をほぐすために、体をしっかり温めて血流をよくしましょう。
ここまでのまとめ
種類 | 原因 | 痛む場所 | 対策法 |
緊張性頭痛 | 首・肩まわりのこりや血流低下 | 頭全体 | 体を温めて血行をよくする |
片頭痛 | 血管が膨れて神経を刺激 | 頭の横(左右のどちらか) | 痛みを感じる部分を冷やす |
群発性頭痛 | 血管が膨れて神経を刺激 | 目の奥(左右のどちらか) | 規則正しい生活、アルコールを控える |
後頭神経痛 | 首・肩まわりのこりや血流低下 | 後頭部 | 体を温めて血行をよくする |
表のとおり緊張性頭痛と後頭神経痛は首や肩こりが原因となり、片頭痛や群発性頭痛は血管の拡張による神経の刺激が原因となり痛みが出現します。
頭痛の東洋医学的原因:気(エネルギー)が頭に溜まりすぎている
疲労によって体に必要な気や栄養となる血(けつ)が少なくなれば、緊張性頭痛や群発性頭痛が発生します。
また、考えごとやストレスなどにより、本来であれば全身をめぐる気(エネルギー)が、頭に集中してしまい痛みを引き起こします。主に、片頭痛や群発性頭痛でよくみられます。

頭痛に効果があるツボは?
頭痛の改善に効果が期待できるツボを、おなじ原因となる緊張性頭痛&後頭神経痛、片頭痛と群発性頭痛にわけて紹介させていただきます。よりくわしい内容については、以下のリンクをご確認ください。
解決しない方は癒しマッサージ鍼灸院へご相談ください

体の状態や原因から、一人ひとりに合わせた施術内容を提案させていただきます。
その日の調子により
- マッサージを中心にしてほしい
- 今日は鍼を受けたい
- 体が冷えているのでお灸をお願いしたい
といった希望があれば、対応いたしますので遠慮なくお伝えください。
頭痛で当院をご利用いただいた方の経過は、以下の記事をご確認ください。
頭が重たく気分がすぐれない|薬以外の方法を試してみませんか?
その日の調子により
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といった希望があれば、対応いたしますので遠慮なくお伝えください。