出産後のつらい症状といえば
- 腰や骨盤(股関節)周辺の痛み
- 首・肩こり、頭痛
- 不眠
などがあげられます。
出産前にくらべて
「家事をするにも腰を痛めないか心配」
「疲れやすくなった」
といった体調の変化を感じる方もいることでしょう。
体調の変化に戸惑う方も少なくありません。
このページでは、
- 出産後に多い不調
- 出産後に当院で施術を受けるときの注意点
- 実際に鍼灸院が利用されるケース or 当院をご利用いただいた方のケース
を紹介させていただきます。
出産後に多い不調とは
出産後に多い不調はつぎのとおりです。
- 腰、骨盤(股関節)周辺の痛み
- 首・肩のこり、頭痛
- 不眠
腰、骨盤(股関節)周辺の痛み
- 骨盤が開くことによる姿勢の変化
- 抱っこで腰に負担がかかる
首・肩のこり、頭痛
- 産後の休養による筋力低下
- 首・肩の筋肉の血行不良
不眠
深夜の授乳
育児に対する不安
授乳のために2時間おきに目が覚めて、睡眠不足になる方もおられます。
他には女性ホルモンの量が低下することで気分が落ち込んだり、イライラしやすくなる場合もあります。
出産後に当院で施術を受けるときの注意点
- 服装について
- 刺激の量について
- あくまでも対症療法(症状をやわらげる1つの手段)
服装について
腕や手、膝や足首に鍼やお灸をするため、袖やすそがまくれる服装がおすすめです。
スカートやジーンズでお越しの場合、着替えを用意しております
のでご安心ください。
刺激の量について
強めの刺激は必要以上に体力を使うためオススメしません。
刺激の量については以下の記事をご確認ください
あくまでも対症療法(症状をやわらげる1つの手段)
出産により、想像以上に体に負担がかかります。そのため、体を治すというよりも『不調とうまく付き合う』といった考え方を持たれた方がよいでしょう。
- 不眠
- 肩こり
- 腰や股関節の痛み
- 足(脚)のむくみ
- 心の不調(イライラ、気分の落ち込み)
当院だけでなく、他の鍼灸院・マッサージ院でも同じ
傾向がみられるようです
当院では『症状を完全に治す』ではなく『症状をやわらげ、少しでも楽な状態で出産後の日々を過ごせるように』という考えで施術をさせていただいてます。
ここからは安心して施術を受けてもらうために、産後の不調でご利用いただいた方の経過(当院での取り組み)を紹介させていただきます。
30代女性産後3ヶ月【腰痛・肩こり・不眠】
親戚の方にお子様の様子を見てもらっている時間に利用されました
- 抱っこしたときの腰痛
- 睡眠不足による体全体のだるさ
- 顔、足のむくみ
当院をご利用の方からのご紹介で「あくまで症状をやわらげる1つの手段として利用してほしい」とお伝えをして、納得をしたうえで施術を受けていただきました。
親戚の方にお子様の様子を見てもらっている時間に利用されました
症状が落ち着くまでの通院回数:3回(60分コースを週に1度)
夜中に授乳で3時間に1回は目が覚めるものの、体全体の
だるさは施術を受ける前よりやわらいでいるそうです。
施術内容:鍼灸、マッサージの組み合わせ
初回の施術
夜中に授乳で3時間に1回は目が覚めるものの、体全体のだるさは
施術を受ける前よりやわらいでいるそうです
2回目~3回目の施術
初回と同じ流れで施術を実施。
睡眠不足で顔のむくみを気にされていたため、顔の周りへの鍼施術を追加しました。
顔の周りは内出血を起こしやすいため、鍼の数を
4本~6本くらいと少なめにして施術しています。
現在は2週間に1度のペースでご利用いただいております。
ご自身でも、腰痛予防や足のむくみをやわらげるため週2日のペースで20分のウォーキングをされているようです。
30代女性2度の出産を経験【体を動かすたびに腰と股関節に痛みを感じる】
- 椅子から立つとき、ベッドから起きるときに腰に痛みを感じる
- じっと座っていると脚の付け根がズキズキ痛む
- 仕事でパソコン作業が続くと肩がこる
5年前の初産をきっかけに、ちょっとしたことで腰を痛め
やすくなったようです。
痛みが落ち着くまでの通院回数:1回(60分コース)
翌日には痛みも落ち着き、ベッドからもすぐに起きれたようです。
施術内容:全身のマッサージ、指圧
首:仰向け
腰~背中:うつ伏せ
お尻、ふくらはぎ:横向き
にて、マッサージ・指圧を行いました。
鍼灸施術に苦手意識があったため
マッサージ・指圧のみの対応となりました。
1回で症状が改善したことと、通院するには家から遠いため、お伝えしたストレッチに取り組んでもらって
います。
出産後の不調をやわらげるためにできること
出産後の不調をやわらげるために、特に重要なツボをご紹介します。
以下のツボを1日に3回、気持ちの良い強さで5秒間押し続け
ましょう。
腎兪は両手を腰に当てて親指で押してください。
まとめ
- 服装は袖やすそをあげやすいもので
- 出産後は体力を回復させるために軽い刺激で対応
- 鍼灸やマッサージはあくまで対症療法
周りの方のサポートを受けつつ、不調をやわらげる1つの手段として癒しマッサージ鍼灸院をご利用していただけると幸いです。