「せっかくの休日、仕事の疲れがたまりなにもやる気が起きない…」
そこで、体を手入れするためにせっかくマッサージを受けにいっても
- 弱すぎるともの足りない
- 強すぎるとあとで体が痛くなる
実際のところ、どっちがいいんだろう?
当院をご利用の方から、このような質問をよくうかがいます。
一般的に、マッサージや鍼は『強い刺激のほうが効果がある』とお考えの方が多いのではないでしょうか?
鍼灸師・あんまマッサージ指圧師の資格を持つ立場としては、その時の体や気分の状態にあったマッサージをおすすめいたします。
今回は、
- 弱い刺激と強い刺激の使い分け
- 強い刺激を受ける時の注意点3つ
をお伝えしたいと思います。
【マッサージ&鍼】弱い刺激 or 強い刺激どっちがいいの?
イメージとしては、つぎのようになります。
体が疲れている&気分も落ち込んでいる
→弱めのマッサージ
体は疲れている&気分は落ち込んでいない
→多少、強めでもOK
ご自身の体や気分にあわせて、刺激量を変えることでより効果がでやすくなります。
注意したいのは、体が疲れ気分も落ち込んでいるときに強めのマッサージを受けるケースです。
体が疲れ気分も落ち込んでいるときは弱めの刺激がおすすめ
体が疲れ気分も落ち込んでいるときには、弱めの刺激がおすすめです。
わかりやすい例としては、仕事や人間関係のストレスを感じている状態をイメージしてください。
このような状態では体のエネルギーが不足しているため、強い刺激をくわえると過剰に反応してしまい、施術後に痛みやダルさを感じやすくなります。
よく耳にする「マッサージのあとに体が痛くなった……」というのは、強い刺激に対抗するだけのエネルギーが足りていないためです。
体は疲れている&気分が落ちこんでいなときはすこし強めでもOK
体の疲れはあっても気分が落ちこんでいなければ、すこし強めのマッサージでもかまいません。わかりやすい例としては、ランニングなどスポーツでしっかり体を動かしたあとです。
体は疲れていても、楽しめているなら気分が落ち込むことはないですよね?
このようなときは、かたまった筋肉をほぐして血流をよくすることで回復が早くなります。
ただし『痛いだけのマッサージや鍼』は逆効果となるのでご注意ください。
強めのマッサージ&鍼を受けるときの注意点3つ
強めのマッサージを受ける場合、注意点としてはつぎの3つがあげられます。
- マッサージ後の痛みやダルさ(もみかえし)
- 刺激がもの足りなくなってしまう
- 骨や関節を痛める
受けたあとの痛みやダルさ
強めのマッサージや鍼を受けると、体が過剰に反応してしまいまい施術後に痛みやダルさを感じやすくなります。
マッサージの場合は、『もみ返し』と呼ばれています。
はじめにお伝えしたように、体のエネルギーがた不足しているときに起きやすいので、マッサージを受ける前には担当者にしっかり体の状態を確認してもらいましょう。
刺激がもの足りなくなってしまう
人間はまわりの環境に慣れていくように、体への刺激にも慣れるようになっています。一般的には順応、あるいは適応といわれるものです。
そのため強い刺激に慣れすぎると「もっと、もっと」と要求が高まってしまいます。どれだけ強いマッサージを受けても効果を実感できなくなるため、もの足りなさを感じるでしょう。
骨や関節を痛める
強めのマッサージにより、あばら骨や肩、膝の関節を痛めるケースがあります。とくにあばら骨は折れやすいため、背中のマッサージを受けるときには注意が必要です。
以下のような場所(赤枠)を手で押されたときには、かなりの確率で骨が折れるため注意してください。
まとめ:刺激量は身体の状態に応じて使いわけが必要
今回は、
- 弱い刺激と強い刺激の使い分け
- 強い刺激を受ける時の注意点3つ
をお伝えしました。
ご自身の体や気分にあわせて、刺激量を変えることでより効果がでやすくなります。
また強い刺激を受ける時には、つぎの3つにご注意ください。
- マッサージ後の痛みやダルさ(もみかえし)
- 刺激がもの足りなくなってしまう
- 骨や関節を痛める
参考にしていただければ幸いです。
施術者紹介
【施術者】
上茶谷 貴之
(うえちゃや たかゆき)
【保有資格】
あんま・マッサージ指圧師
鍼灸師
柔道整復師
アクセス
【受付時間】
平日・土曜:10時~19時30分
日曜・祝日:10時~17時30分
不定休・予約優先制
【住所】
京都市南区羅城門町
53-3 vip羅城門1F
【電話番号】
075-606-1575