- エレベーターのない駅の階段がつらい
- 脚が痛くなったらイヤなので、最近は近所のスーパーくらいしか行かなくなった
- イスや床から立ち上がるときに油断すると膝を痛めそう
このような膝の症状に、お悩みではありませんか?
コロナ禍とはいえ、すこしくらいは遠出したい方もいるでしょう。しかし、膝の内側がチクチクと痛めば、ちょっとした移動にも不安がつきまといますよね。
このような膝の悩みを解決するためには、自分の体にあったケアが必要です。
このページでは、膝の痛みにお悩みの方に向けて
- 膝の痛みの原因
- 自宅でできるお手軽セルフケア
を紹介します。
膝の痛みの原因:女性にとっては耳が痛い?
膝の痛みの原因としては、以下の3つがあげられます。
- 体重の増加
- 運動の習慣がない
- 膝や股関節の変形
体重の増加
とくに女性に方にとっては、耳が痛い原因かもしれません。
しかし、人間は膝をふくめた”脚”で自分の体重を支える以上、避けられない問題です。
なお、片足立ちのときにかかる脚への負担は、体重の約3倍といわれています。かりに体重が45kgなら脚にかかる負担は135㎏、小柄な相撲取り1人分の重さです。
体重が増えるたびに、脚への負担は大きくなるので注意しましょう。
運動の習慣がない(座っている時間が長い)
運動の習慣がない方は、脚や股関節(お尻まわり)の筋肉量がすくなくなります。
脚や股関節で体を支えている以上、筋肉量がすくなければ体のバランスがくずれるため、膝への負担も大きくなります。
そのため20代~30代の方にありがちな、
仕事がデスクワーク中心、趣味はスマホやパソコンでネットサーフィン or 動画鑑賞
といった方は運動習慣がないためお尻まわりの筋肉量が少なくなるため注意が必要です。
また、股関節や足首がの動きがかたい方は、体重を支えるクッションがよわくなるため、体を動かすたびに膝への負担が大きくなります。
膝や股関節の変形「隙間が狭くなっている?」
年齢を重ねた方に、よくみられる原因です。病院でレントゲンを撮ると「関節の隙間が狭くなっていますね」と説明を受けたことはありませんか?
隙間が狭くなる原因は、膝のクッションの役割をしていた軟骨がすり減っているためです。
クッションが弱くなることで、骨だけでなく膝まわりの筋肉にも負担がかかり痛みの原因となります。
結論を言ってしまうと、効果はありません。グルコサミン、コンドロイチンといえば軟骨の成分ですが、摂取しても胃でアミノ酸に分解されてしまいます。
アミノ酸になってしまえば、グルコサミン、コンドロイチンとしての役割はなくなります。
東洋医学的膝の痛みの原因:食べ過ぎには要注意?
東洋医学的に、膝の痛みは湿(しつ)が原因のひとつとして考えられています。食べ過ぎ、飲みすぎにより体がむくんだ経験はありませんか?
湿が体にたまった状態=体に余分な水分がある、といったイメージがちかいでしょう。湿は下半身に溜まりやすい性質があるため、膝の痛みの原因となることがよく見られます。
本来なら、汗をかくことで余分な湿は気(=エネルギー)とともに体から出ていきます。しかし、食事量にくらべて体を動かす機会がすくない方は、体に湿が増えて膝の痛みを引き起こしている可能性もあります。
自分でできる膝のケアを紹介
仕事をしている30代~50代向け
体重、食事の管理
仕事がいそがしくてストレスを抱えていると、つい美味しいもの、甘いものに手が伸びますよね?しかし、体重の増加は膝にとって大敵です。
まずは、基本的な食事の習慣のみなおしとして、間食は少なくしたり、寝る前に食べないようにしたりするなど、できる範囲でやってみましょう。
自分の足に足にあった靴をはく:慣れない靴は要注意
仕事中やお出かけの時は、自分が履きなれた靴とはちがったものを使用されるかと思います。
- ヒールのはいった靴
- なれない仕事用のシューズ
- かかとの高いナースサンダル
などを履く機会が多い方は注意しましょう。
仕事用のシューズは、自分の足に合うようにインソールやかかとパッドを利用することをおすすめします。
膝、股関節のストレッチ
歩くたびに負担のかかる膝を守るためには、お尻まわり、膝の動きにかかわる筋肉のストレッチをしましょう。
イメージとしては「すこし伸びているかな?」くらいの力加減で問題ありません。
※ストレッチをして痛みを感じる場合は、すぐに中止してください。
ご年配の方向け
寝転びながらできる体操
寝転びながらできる体操としては、以下の写真のような股関節の運動をおすすめします。
- 体を横向けにして寝転ぶ
- 膝は軽く曲げておく
- 天井側にある脚をゆっくり開く
- 足を閉じる
以上の内容を繰り返します。
慣れないうちは、右左それぞれ5回~10回を目標にしてみましょう。
お風呂で温める
膝やお尻周りの筋肉が冷えるだけでも、痛みの原因となります。気温の低い時期に、痛みが強くなった経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
夏でも冷房の影響により、足元は意外と冷えています。のぼせない程度に、足元だけでもしっかり温めておきましょう、
その他、膝の痛みによく使用するツボについては以下のページをご確認ください。
解決しない方は癒しマッサージ鍼灸院へご相談ください
体の状態や原因から、一人ひとりに合わせた施術内容を提案させていただきます。
膝の痛みで当院をご利用いただいた方の経過は、以下のページをご確認ください。
その日の調子により
- マッサージを中心にしてほしい
- 今日は鍼を受けたい
- 体が冷えているのでお灸をお願いしたい
といった希望があれば、対応いたしますので遠慮なくお伝えください。