いつもとかわらない生活を送っていたのに、とつぜん腰に激痛を感じて動けなくなった経験はありませんか?
いわゆる『ぎっくり腰』かもしれません。
もしなってしまえば、ベッドから起きるのも大変でトイレに行くのも一苦労です。
そんなぎっくり腰を予防するためには、基本的な体の知識が必要です。
このページでは、
- ぎっくり腰が起きたときの体の変化
- 当院をご利用された方の経過や通院回数
を紹介させていただきます。
万が一、ぎっくり腰になったときに『どのくらいの期間で痛みが落ち着くのか?』を知っているだけでも気持ちに余裕が持てます。
いつも腰に不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてください。
ぎっくり腰とは?
- 重たい荷物を持つ
- 急な寝返り
- 靴下をはく
- 立ち上がる
- 顔を洗う
上記のような原因により体に急な力がくわわり、腰のまわりの筋肉や靭帯が炎症を起こした状態です。
とつぜん起きる腰の痛み=急性腰痛と呼ばれ、わかりやすくお伝えすると腰の捻挫ともいえます。
西欧では古くから魔女の一撃とも呼ばれています。
痛みが落ち着くまでの期間 は?
大体、1週間前後で日常生活に支障がないところまで回復します。
ただし、ひどいケースでは2週間ちかく痛みが続き、満足に体を動かすことができません。
家族に運ばれて来院された方もいらっしゃいます。
痛みが出る前の体の状態
- 寒さで筋肉の血行が悪くなっている
- 普段から姿勢が崩れている
- 腹筋や背筋が弱っている
このような状態で体を急に動かすと、腰の筋肉や靭帯に負担がかかりぎっくり腰になります。
痛みが出た時の対処法は?
- 横になって安静
- コルセットを巻く
- 整形外科で痛み止めや湿布をもらう
- 鍼灸院、マッサージ院、接骨院などを利用
などがあげられます。
病院で検査が必要な場合も
以下のような症状の場合、病院での検査をお勧めします。
- じっとしていても激痛を感じる
- 腰の痛みに加えて血尿、腹痛を伴う
- 動くことができない腰痛に加えて足のしびれを感じる
腰の圧迫骨折、尿管結石、腰のヘルニア、などの大きな病気の可能性があるためです。
特に転んだ時は骨折が起こりやすいので注意が必要です。
癒しマッサージ鍼灸院でできること
- 骨や内臓に異常がないと診断されたもの
- 自力で立ったり寝転んだりができる
- 痛くなった原因が明確なもの(しゃがんだ、重い物を持ち上げたなど)
などは体の状態を確認したうえで対応いたします。
しかし、鍼灸やマッサージを受けるにしても
- どのくらいの期間で良くなるの?
- 通院するペースは?
- どんなことをしているの?
といった疑問をお持ちだと思われます。
そこで、ぎっくり腰の症状でご利用いただいた方の経過(当院での取り組み)を紹介させていただきます。
30代男性:車をバックしようと後ろを振り返った時に痛みを感じた
しゃがむ、寝返り、起き上がるなどの動作をするとき腰に激痛。
深呼吸でも腰に痛みを感じて体を動かせない。
朝、車を仕事先の駐車場に停めようと後ろを振り向いた瞬間、腰がひきつるような違和感があったようです。
昼過ぎから動くと激痛になり夕方に連絡が入りました。
痛みが落ち着くまでの通院回数:1回
施術を受けた3日後には痛みが半分くらいに落ち着き、痛いながらも仕事はできたようです。
施術内容:鍼灸、マッサージの組み合わせ
初回:45分(※痛みでうつ伏せになれないため横向けに寝てもらい施術)
2回目以降:60分
初回は、痛みを感じている部位には鍼灸施術、太もも、お尻、ふくらはぎには少し強めのマッサージを実施。
施術後、腰の動きをサポートするテーピングを貼り終了しました。
2回目以降~
仕事が忙しかったため、2回目は初回から10日後に来院されました。
うつ伏せができるようになったため、腰にお灸、太ももやふくらはぎには強めのマッサージ、鍼を実施。
現在は、疲労回復と予防をかねて2週間に1度、60分間の施術を受けておられます。
80代女性:洗濯物を干そうと両手を上げた時に痛みを感じた
- 座る、立ち上がる、起き上がるなどの動作により腰に激痛
- 歩くときは腰に手を当てないとつらい
2日間、安静にしても痛みがなくならないため、近所の方に当院を勧められたようです。
痛みが落ち着くまでの通院回数:3回(2日に1回)
3回目の施術で痛みをほとんど感じなくなったようです。
施術内容:マッサージのみ施術(鍼灸は怖いため)
初回~3回目の施術:30分(上向きと横向けに寝てもらった状態で施術)
お尻、太もも、ふくらはぎにマッサージ・指圧を実施しました。
※圧迫骨折の可能性もあるため腰への施術はなし
骨折の場合、腰に刺激をくわえると症状が悪化するおそれがあるため、ご本人に納得してもらったうえで施術を行ないませんでした。
今回は初回の施術で痛みが改善したため、骨折の可能性は低いと判断して施術を継続しました。
ただし、日を重ねるごとに痛みが悪化する場合は、病院の受診を勧めております。
2回目以降~
腰には軽めのマッサージ、お尻、太もも、ふくらはぎに少し強めの指圧を実施しました。
痛みが落ち着いたので様子を見てもらってます。
近所の方に聞くと、痛みなく生活しておられるようです。
ぎっくり腰を防ぐためにできること
予防するには、日頃から筋肉をほぐしたりストレッチをしたりするなど、体の手入れが大事になります。
そのためご利用いただいた方には、
個別で作成した腰痛予防メニューをお渡ししております。
✔お渡しするセルフケアメニューの例
さいごに
ぎっくり腰になると治療を受けるために費用と時間が必要になります。
また、仕事や家事など日常生活に大きな支障をきたすことも。
日ごろから体の手入れをして、すこしでもぎっくり腰になりにくい体を作りましょう。
- ひとりでは続かない
- どのような体操が自分に合っているかわからない
- まちがって体を痛めないか心配
といった方は、癒しマッサージ鍼灸院までお気軽にご相談ください。